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荒川隆之薬剤師

長久堂野村病院診療支援部薬剤科科長、薬剤師。1975年、奈良県生まれ。福山大学大学院卒。広島県薬剤師会常務理事、広島県病院薬剤師会理事、日本病院薬剤師会中小病院委員会副委員長などを兼務。日本病院薬剤師会感染制御認定薬剤師、日本化学療法学会抗菌化学療法認定薬剤師といった感染症対策に関する専門資格を取得。

【重症熱性血小板減少症候群】マダニの活動が盛んになる季節は細心の注意を

公開日: 更新日:

 SFTSウイルスには、抗ウイルス薬などによる治療法はありません。対症療法が主体になります。「ファビピラビル」(商品名アビガン)は動物実験で治療効果があることが示されているのですが、現時点では、SFTS患者に対する治療効果は証明されていません。そのため、大事なのは感染を防ぐことです。

 とにかく、野外でマダニにかまれないことが大切です。特にこれからの時季(春から秋にかけて)はマダニの活動が盛んになるので、例年報告数が増加します。

 コロナ禍の中、屋外でキャンプなどを行う人も増えていますが、草むらやヤブなどマダニの生息する場所に入る場合には、長袖、長ズボンを着用し、サンダルのような肌を露出するものは履かないといったように、肌の露出をできるだけ少なくすることを心がけましょう。

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