著者のコラム一覧
古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

アーティチョークは朝食で 食物繊維が豊富で食後血糖値を抑制

公開日: 更新日:

 また、アメリカ農務省の栄養データベースによると生のアーティチョーク100グラム中、464マイクログラムのルテイン+ゼアキサン(Lutein+Zeaxanthin)が含まれているといわれています。これは目の健康に役立つとされる栄養素。スマホやテレビから発され、夜見ることで不眠の原因にもなりえるブルーライトなどの光刺激から目を守ってくれる機能があることも分かっています。

 さらに、ポリフェノールの一種で、イタリアでは肝機能改善の医薬品にも使われているシナリンという栄養素も含まれます。抗菌、抗酸化、抗炎症、腎機能の改善をはじめ糖尿病予防や脂質の代謝促進、コレステロールや中性脂肪の減少など多くの薬効が期待され、現在研究が進められています。ベトナムでは、肝臓機能をアップしてくれるので二日酔い予防になると、アーティチョークのお茶が飲まれています。

 新鮮な味をそのまま瓶詰めにした商品や、「ハート」と呼ばれる肉厚の芯の部分だけを使った水煮やオイル漬けなども販売されています。ぜひ、探してみてはいかがでしょうか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安青錦は大関昇進も“課題”クリアできず…「手で受けるだけ」の立ち合いに厳しい指摘

  2. 2

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 3

    マエケン楽天入り最有力…“本命”だった巨人はフラれて万々歳? OB投手も「獲得失敗がプラスになる」

  4. 4

    中日FA柳に続きマエケンにも逃げられ…苦境の巨人にまさかの菅野智之“出戻り復帰”が浮上

  5. 5

    今田美桜に襲い掛かった「3億円トラブル」報道で“CM女王”消滅…女優業へのダメージも避けられず

  1. 6

    高市政権の“軍拡シナリオ”に綻び…トランプ大統領との電話会談で露呈した「米国の本音」

  2. 7

    エジプト考古学者・吉村作治さんは5年間の車椅子生活を経て…80歳の現在も情熱を失わず

  3. 8

    日中対立激化招いた高市外交に漂う“食傷ムード”…海外の有力メディアから懸念や皮肉が続々と

  4. 9

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  5. 10

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ