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安井謙二整形外科医

東京女子医大整形外科で年間3000人超の肩関節疾患の診療と、約1500件の肩関節手術を経験する。現在は山手クリニック(東京・下北沢)など、東京、埼玉、神奈川の複数の医療機関で肩診療を行う。

腱板断裂で手術を考えている人は押さえておきたい4つのポイント

公開日: 更新日:

 ケガでキズが開いた場合、皮膚を針と糸で縫ってキズを寄せます。そのまましばらくすると、体の治癒力が働き、キズはくっつきます。

 切れた腱板をつなぐのも同じ仕組みです。

 ただし、腱板は骨との付着部で切れるので、つなぐのは柔らかい腱と硬い骨になります。

 硬い骨に直接糸を通すのは大変ですので、代わりに腱板手術用に設計された糸付きのネジを骨に埋め込みます。ネジから出た糸を腱板に縫い付けることで腱と骨を縫い付けるのです。

③手術後すぐ動けますか?

 足腰の手術ではないので、麻酔がしっかり覚めれば起きて歩いて構いません。胃や腸の手術でもないので、すぐに普通のご飯を食べられます。退院後はお酒も飲んでよいです。

 ただし肩が激しく動くとつないだ腱が切れるかもしれません。

 アキレス腱断裂の手術後は、ギプスで足首を固めて腱を保護します。一方、腱板断裂の手術後では、三角巾のような形をした自己着脱可能の特製装具で腕を吊り、肩の腱を保護します。

④抜糸しますか?

 皮膚表面は術後1週間ほどで抜糸します。内部の腱板を縫った糸は、通常抜糸せずそのままにして問題ありません。

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