著者のコラム一覧
安井謙二整形外科医

東京女子医大整形外科で年間3000人超の肩関節疾患の診療と、約1500件の肩関節手術を経験する。現在は山手クリニック(東京・下北沢)など、東京、埼玉、神奈川の複数の医療機関で肩診療を行う。

腱板断裂の手術は全身麻酔で半日仕事 入院は数日から1週間

公開日: 更新日:

 50歳のある男性は、仕事で荷物を運んだところ右肩に痛みを覚えました。最初は「五十肩」と軽くみていましたが、改善の傾向がなく精密検査で「腱板断裂」だとわかり、最終的に手術した方がいいと言われました。

 手術は初めての経験、自分や仕事はどうなるのだろう……。

 この男性が感じた疑問と不安。今回は肩手術の話をするときに、皆さんからよく受ける質問をまとめてみます。

【1】全身麻酔をするのですか?

 腱板は肩の深いところにあるので、表面麻酔だけだと痛くてできません。通常、全身麻酔で行います。

【2】全身麻酔で目が覚めないか心配です。

 心配はやまやまですが、大丈夫です。手術に耐えうる体力があるか、前もって一通り健康診断を行います。手術は整形外科医だけでなく専門の麻酔科医と手術室専門の看護師が安全管理します。

 健康診断で問題があれば個別に対策を講じることで手術を行えるかを考えます。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「時代と寝た男」加納典明(19) 神話レベルの女性遍歴、「機関銃の弾のように女性が飛んできて抱きつかれた」

  2. 2

    梅宮アンナ「10日婚」短期間で"また"深い関係に…「だから騙される」父・辰夫さんが語っていた恋愛癖

  3. 3

    国分太一が無期限活動休止へ…理由は重大コンプラ違反か? TV各局に全番組降板申し入れ、株式会社TOKIO解雇も

  4. 4

    吉沢亮「国宝」が絶好調! “泥酔トラブル”も納得な唯一無二の熱演にやまぬ絶賛

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希 球団内で「不純物認定」は時間の問題か...大谷の“献身投手復帰”で立場なし

  1. 6

    中学受験で慶応普通部に合格した「マドラス」御曹司・岩田剛典がパフォーマーの道に進むまで

  2. 7

    進次郎農相の化けの皮ズルズルはがれる…“コンバイン発言”で大炎上、これじゃあ7月参院選まで人気持たず

  3. 8

    砂川リチャード抱える巨人のジレンマ…“どうしても”の出血トレードが首絞める

  4. 9

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  5. 10

    「育成」頭打ちの巨人と若手台頭の日本ハムには彼我の差が…評論家・山崎裕之氏がバッサリ