著者のコラム一覧
大橋直樹「東京外科クリニック」理事長

日本外科学会認定外科専門医、全日本病院協会認定臨床研修指導医。東京外科クリニックグループでの日帰り手術の件数は2022年4月末日時点で3101件。

短時間で手術を終わらせるために患者さんの理解と協力も必要

公開日: 更新日:

 日帰り手術の専門院である当院は、一般的な病院より「患者さんの時間を無駄にしたくない」という思いが強い。一方、大きな病院で時間も人手もかけて入院をするのが当たり前と考えている人にとって、日帰り手術と聞いても、いまひとつピンとこない方もいるでしょう。

 そこで、日帰り手術を受けるための患者さんの準備や、手術当日の一連の流れを具体的に伝えたいと思います。

 最初の患者さんの来院で、「手術前問診」を行います。アレルギーの有無、いま服用している薬、1カ月以内に予防接種を受けた場合はその種類、過去に麻酔を受けたことがあるかないか、ある場合に何か問題があったかなどを伺います。女性の場合ですと、ピルの内服の有無も要チェック項目。服用されている方は手術前の1カ月は休薬しなくてはなりません。必要事項を確認したら、手術日を決めます。

 そして、いよいよ手術日。当日は術衣に着替えて、点滴を開始します。次に麻酔科医師の説明を受けた上で同意書にサインして手術室へ移動します。

 そこで麻酔を含め約1時間30分ほどの手術を受けるわけです。術後は水分摂取をして、痛み止めの内服薬を飲み、帰宅となります。この間、3時間ほどです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    本命は今田美桜、小芝風花、芳根京子でも「ウラ本命」「大穴」は…“清純派女優”戦線の意外な未来予想図

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  3. 8

    石破首相続投の“切り札”か…自民森山幹事長の後任に「小泉進次郎」説が急浮上

  4. 9

    今田美桜「あんぱん」44歳遅咲き俳優の“執事系秘書”にキュン続出! “にゃーにゃーイケオジ”退場にはロスの声も…

  5. 10

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃