眼科編(13)片目が突然、見えなく… 「一過性黒内障」は脳梗塞の前兆

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 似た症状を示すほかの病気には、脳腫瘍、頭部外傷、多発性硬化症、全身性エリテマトーデス、片頭痛、視神経炎、動脈炎などがある。

「目の血管が突然引き締まる『血管攣縮(れんしゅく)』は、激しい運動や長距離走などでも一時的な失明症状が生じることがあるとされています。そのためこうした病気との鑑別診断が必要となります」

 一過性脳虚血発作では治療をしないと3カ月以内に10~15%が脳梗塞を発症するとされ、一過性黒内障も将来的に脳梗塞を起こす恐れがある。その治療には、目の血管の閉塞原因の特定と治療が必要となる。

「高コレステロール値が血栓に関連している場合には脳卒中のリスクが高い。脳卒中は、血栓が脳の血管に詰まり、脳や視神経への血流が止まることで発生します。ですから、最も急を要する治療のいくつかは、脳卒中リスクを減らすことに関連します。例としては、アスピリンなどの抗凝血剤の服用。画像診断で頚動脈のコレステロール性プラークが見つかれば、頚動脈内膜剥離術も検討されます。血圧が高ければ、内服薬での血圧コントロールも行われます。これらの積極的な治療に加えて、在宅治療として揚げ物やファストフードなどの高脂肪食品の摂取制限、禁煙、毎日30分以上の運動、そして糖尿病高血圧、高コレステロールなどの慢性疾患の管理が必要となります」

 いずれにせよ一過性黒内障が疑われる場合には無視せず速やかに受診することだ。

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