なぜ新規感染者数は激減しているのか ワクチン効果が強調されているが…

公開日: 更新日:

 新型コロナの新規感染者数が激減している。今月1日に開かれた「第86回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード」に提出の「直近の感染状況等の分析と評価」にも表れている。

 全国の新規感染者数(報告日別)は、直近の1週間では10万人当たり約138人となり、今週先週比は0.73と減少が続いている。また、年代別の新規感染者数は全ての年代において減少。死亡者数は横ばいだが、療養者数及び重症者数は減少が続いている。全国の実効再生産数は5月15日時点で0.98と1を下回る水準となっている。  

 この傾向は日本だけでなく世界的なものだ。

 アメリカのジョンズ・ホプキンス大学のまとめによると、今年1月中旬に全世界で400万人近くあった新規陽性者数(7日間移動平均)は6月2日時点で約50万人と8分の1にまで減少。1日当たりの死者数も2月に1.5万人に迫る勢いだったが6月2日には1602人と10分の1近くにまで減少している。感染者もそれだけ減少しているはずだ。

 専門家の多くはその理由を季節性に加え、ワクチン接種と感染により免疫が上がったためだという。 

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  3. 8

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  4. 9

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも