著者のコラム一覧
大橋直樹「東京外科クリニック」理事長

日本外科学会認定外科専門医、全日本病院協会認定臨床研修指導医。東京外科クリニックグループでの日帰り手術の件数は2022年4月末日時点で3101件。

盲腸の根治的治療は手術 薬物治療だけでは再発する可能性あり

公開日: 更新日:

 虫垂炎は、一般的には盲腸という呼び名で知られている病気です。

 虫垂とは、小腸から大腸に切り替わるあたりに付属する管状の臓器ですが、ここに何らかの原因で炎症が起きることで虫垂炎になるわけです。

 典型的な虫垂炎の症状としては、まずみぞおちからへその上周辺に痛みが起こり、その後、吐き気や食欲不振といった症状が現れ、その後にへその右下あたりの下腹部の痛みが続きます。中には発熱を伴う場合もあります。

 治療は2つ。「薬で散らす」と言われる抗生物質による薬物療法と、手術です。

 最近では、虫垂炎がひどい場合も含め、まずは抗生物質で症状を鎮め、落ち着いたタイミングで改めて手術で虫垂を切除する流れが一般的になってきました。緊急で手術を行う場合と比べ、手術前の検査や準備をきちんと行えることがメリット。術後の経過も安定するので、社会復帰も早くなります。

 患者さんの中には、「薬で痛みなどの症状が消えたのだから、手術の必要がないのでは?」とおっしゃる方、また手術をせずにそのまま過ごされている方がいます。根治的治療である虫垂切除を行うか否か、医師によって対応はまちまちですが、きちんとした説明と選択肢が与えられるべきだと考えます。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 2

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  3. 3

    嶋基宏は一時期ノイローゼ状態になっていた...心ここにあらずで、魂が抜けた状態に

  4. 4

    伊藤健太郎とキンプリ永瀬廉で明暗クッキリ…「熱愛報道」出口夏希の足を引っ張りかねない“イメージ格差”

  5. 5

    なぜ「愛子天皇」ではダメなのか? 美智子さまが心情を吐露する出版物を準備中…と政界で話題

  1. 6

    嵐が去る前に思い出す…あの頃の「松本潤」と「大野智」

  2. 7

    視聴率の取れない枠にハマった和久田麻由子アナの不運 与えられているのは「誰でもできる役割」のみ

  3. 8

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  4. 9

    居酒屋倒産が過去最多ペース 客離れの背景にある「飲み放題5000円」の壁

  5. 10

    巨人“育成の星”のアクシデントに阿部監督は顔面硬直、原辰徳氏は絶句…桑田真澄氏の懸念が現実に