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西本真司西本クリニック院長

医師になって34年。手術室麻酔、日赤での緊急麻酔、集中治療室、疼痛外来経験後、1996年6月から麻酔科、内科のクリニックの院長に。これまでに約5万8000回のブロックを安全に施術。自身も潰瘍性大腸炎の激痛を治療で和らげた経験があり、痛み治療の重要性を実感している。

29歳で潰瘍性大腸炎に… 神経ブロックで強烈な痛みが消えた

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 当時から「星状神経節ブロック」が潰瘍性大腸炎に効果の高い治療法として認識をしていて、私も効果を実感しました。星状神経節ブロックとは、保険が適用される麻酔薬を使った治療法で、上半身の痛みや、めまい、ふらつき、顔面神経まひなどに保険適用があります。頚部にある星の形をした交感神経節に麻酔薬を注入し、過剰に反応しすぎている交感神経を一時的にブロックするのですが、全身的な病態で、特に難治性疾患(がん、潰瘍性大腸炎など)に効果が出るケースも報告されていました。

 痛みとは人生の苦痛を増大させるものです。ただでさえ病気でめいっている精神に痛みが加わることで、気力まで奪われてしまいます。

 神経ブロック治療で痛みが消えると、QOL(生活の質)が上がり、苦しい治療に対する向き合い方も変わります。自分自身の患者としての経験からも、このことがいかに人としての生活で重要かを実感しています。

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