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堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

ビジネス成功の法則「TTP=徹底的にパクれ」が正しい理由

公開日: 更新日:

 ライデン大学のレントとエラスムス・ロッテルダム大学のソブリンの研究(2017年)によると、野心的な目標を設定するより、手頃な目標を設定した方がパフォーマンスが上がるそうです。目標の設定にはいろいろあると思うのですが、私は小さな目標を立ててコツコツと達成していくことをおすすめしています。

 これは、日常生活においても同じです。たとえば、「部屋の片づけをする」と目標を立てたとしましょう。片づけが得意な人は、このようなざっくりとした目標でも対応可能でしょうが、片づけが苦手な人や、ADHD気質の人、ものすごく面倒くさがりな人にとっては話が変わってきます。

「片づけをしなければ」と考えると、どこから手をつければいいのかわからなくなり、何もできなくなってしまう……。そういった可能性もあるため、小さな目標を有効活用するのです。

「部屋の片づけをする」ではなく、「今日は机の上だけを片づけよう」などと1カ所に範囲を絞ると、目標が明確になり、“やる気”につながります。また、「モノを減らそう」と考えているなら、「1週間に必ず1つは不要なものを処理する」と決めた方が、どんどんモノは減っていきます。

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