小学校に上がるまでの栄養状態でその後の学力や知力が決まる 医療情報学教授が解説

公開日: 更新日:

 ところが子供に良質の食事を与えるためには、親の経済力に加えて、教育レベルや情報リテラシーの高さが必要になる。これが、世間でよく言われる「親ガチャ」だ。親が高学歴・高収入なら、子供は脳も体もよく発達し、親と同じか、それ以上の社会経済的地位を得る可能性が高い。

 身長が下がり続けている日本は、給料が上がらず、円安の追い打ちもあって、実質的にはかなりの収入減である。また諸外国と比べて、日本の大学生は勉強しない。だから10年、20年後の日本の親ガチャは、ほとんど「外れ」ばかりになっているかもしれない。

(永田宏・長浜バイオ大学メディカルバイオサイエンス学科教授)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  3. 3

    クマ駆除を1カ月以上拒否…地元猟友会を激怒させた北海道積丹町議会副議長の「トンデモ発言」

  4. 4

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  5. 5

    クマ駆除の過酷な実態…運搬や解体もハンター任せ、重すぎる負担で現場疲弊、秋田県は自衛隊に支援要請

  1. 6

    露天風呂清掃中の男性を襲ったのは人間の味を覚えた“人食いクマ”…10月だけで6人犠牲、災害級の緊急事態

  2. 7

    高市自民が維新の“連立離脱”封じ…政策進捗管理「与党実務者協議体」設置のウラと本音

  3. 8

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 9

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  5. 10

    引退の巨人・長野久義 悪評ゼロの「気配り伝説」…驚きの証言が球界関係者から続々