性感染症編(10)60代以上が梅毒から身を守るために気をつけるべきこと

公開日: 更新日:

 なぜ、60歳以上の梅毒が増えているのか? 背景に「配偶者以外の異性と性的関係があっても家庭に迷惑がかからなければいい」という男女が増えているからではないか、と尾上医師は言う。

女性は60歳くらいになると性交痛などにより夫婦の間の性交を嫌がる傾向にあります。しかし、男性の方はまだまだ元気。いきおい、家庭外に性交を求めることになります。60代の複数の患者さんも、妻も自分が浮気をしているのはわかっているが夫の相手になってあげられないのだから仕方がない、と暗黙の了解をしていると言います。その結果、外で梅毒に感染した夫が妻にうつしてしまうことも少なくありません」

 2つ目は、60代以上は男女とも正しい性知識が他の世代に比べて乏しいことを自覚することだと言う。

「たとえば、梅毒は性交さえしなければ大丈夫と思い込んでいる男性の高齢者は少なくありません。クラミジアが咽頭に感染することは知っていても、梅毒も同じだと思わない人は多いのです。しかし、これは間違いです。梅毒は咽頭にも感染します。ですから、性交はしなくてもオーラルセックスをすると梅毒に感染するリスクは高くなります」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    渋野日向子に「ジャンボ尾崎に弟子入り」のススメ…国内3試合目は50人中ブービー終戦

  3. 3

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  4. 4

    沢口靖子「絶対零度」が月9ワースト目前の“戦犯”はフジテレビ? 二匹目のドジョウ狙うも大誤算

  5. 5

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  1. 6

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  2. 7

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  3. 8

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  4. 9

    後藤真希と一緒の“8万円沖縄ツアー”に《安売りしすぎ》と心配の声…"透け写真集"バカ売れ中なのに

  5. 10

    沢口靖子も菅田将暉も大コケ不可避?フジテレビ秋ドラマ総崩れで局内戦々恐々…シニア狙いが外れた根深い事情