コロナ後遺症のだるさや疲労感に漢方薬「加味帰脾湯」が使われている

公開日: 更新日:

 これまで当欄ではコロナ後遺症の対症療法について、何度か紹介してきた。漢方薬を用いてコロナ後遺症の治療にあたっているのが、新見正則医院(東京・千代田区)の新見正則院長だ。

「当院は自費診療のクリニックのため、コロナ後遺症で来院した方には、まずは保険診療でオンライン診療に対応している出雲漢方クリニック(島根県)を紹介し、保険適用の漢方薬を使ってもらいます。3カ月経っても症状が改善しない患者には、保険適用ではないがコロナ後遺症に効果があると考えている漢方薬を用いています」(新見院長=以下同)

■心身両面に効果

 前述の通り、コロナ後遺症で最もよく見られる症状が倦怠感だ。

「コロナ後遺症の倦怠感は、イメージとして『重力に逆らえない』。起き上がれない、座ったら立ち上がれない……。精神的な落ち込みもある。そこでコロナ後遺症が考えられる患者さんには加味帰脾湯を用います。1日3回、倦怠感がある間は毎日飲んでもらいます。3週間ほどで改善が見られる方が多い」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  3. 3

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  4. 4

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  5. 5

    坂口健太郎に永野芽郁との「過去の交際」発覚…“好感度俳優”イメージダウン避けられず

  1. 6

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  2. 7

    板野友美からますます遠ざかる“野球選手の良妻”イメージ…豪華自宅とセレブ妻ぶり猛烈アピール

  3. 8

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景