「一生飲まなきゃいけない薬はない」 高齢者の薬の正しい飲み方とやめ方 在宅医療の名医が語る

公開日: 更新日:

「飲みやすい薬の錠形も大切です。飲み込みが悪い高齢者の方に、大きな錠剤を処方したり、錠数が多い薬を処方しても、結果として飲めなかったり、飲み込むときにむせ込んだりすることで、服薬に対して抵抗感が出てしまいます。外来通院の患者では『飲めていない』『飲んでいない』ことを医師に言いづらく、医師は『飲めている』という前提で薬を継続したり増量してしまいます」

 在宅診療で、実際の服薬環境や残薬を確認すると、押し入れからどっさりと病院で断りきれなかった薬が出てくることがあるという。

「いい薬、病気に対して効く薬、という医師の価値基準だけで処方するのではなく、本人や家族が納得して服薬ができる薬をしっかりと選んであげることが大切です。いくらいい薬でも飲めなければ絶対に効果が出ませんし、無理に飲んで薬を詰まらせたり、心不全の患者が大量の薬を飲むために水分を取りすぎてむくみが強くなったり、心臓への負荷が高まり、患者にとってマイナスになることもありうるのです」

■生活習慣の変化も勘案すべき

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    北島三郎(3)「北島ファミリー」の長女・原田悠里が語る御大

  2. 2

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  3. 3

    「マクドは健康保険と年金に加入できてよかった」 シニアが働き続けるために必要なこととは?

  4. 4

    東京・蒲田の2駅結ぶ蒲蒲線、大田区と地元を取材して分かった実現のハードルと地元の思い

  5. 5

    NHK夏の音楽特番「うたであえたら」は北川景子のMCが見事 カオスと化した近年の紅白はお手本に

  1. 6

    菊池風磨はジャニー喜多川氏の“推薦”もあって慶大総合政策学部に進学 仕事の合間に1日10時間の猛勉強

  2. 7

    KDDIが楽天モバイルへの「ローミング」終了でライバルの“品質低下”を狙い撃つ

  3. 8

    豊昇龍が長期離脱で大の里までピンチ! “ひとり横綱”の重圧で「共倒れ」にならないか

  4. 9

    徳川光圀(1)水戸黄門は全国漫遊などしていない 主に出かけたのは江戸と領地の往復

  5. 10

    永野芽郁がキャバ嬢で「復帰」もM!LKファンやきもき…共演するかもしれない佐野勇斗への“キラー”ぶり警戒