血液サラサラ薬を飲んでいるなら、ちょっとした頭の打撲も要注意 すぐにCTで検査をと医師

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 転倒原因として、筋力やバランスの低下に加え、視力・視野障害(段差などを認識しづらい)、足首の関節の硬さ(大きく踏み出せず姿勢の立て直しが困難)、靴の問題(歩きづらく転倒しやすい)もある。

 飲んでいる薬によっては、副作用でめまいやふらつきが現れることもある。

 自宅内での転倒を防ぐには、住環境を整える必要もある。

【お薬手帳を常時携帯する】

 抗血栓薬服用時の出血性合併症に対する有効な治療のひとつとして、中和療法がある。

「中和剤の投与で、抗血栓薬の活性を抑制し、出血性合併症による障害を抑えます」

 中和剤には種類が複数ある。どの抗血栓薬を飲んでいるかで、使う中和剤が異なる。ここが中和療法が難しい点になる。抗血栓薬もさまざまな種類があるからだ。

「救急搬送された患者さんの服用薬剤がわかるのは、半数ほどが搬送された翌日です。しかし、中和療法はすぐに行わないと効果がない。どの抗血栓薬を飲んでいるかがわからなければ、中和療法を含めた適切な対応ができません」

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