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永田宏前長浜バイオ大学コンピュータバイオサイエンス学科教授

筑波大理工学研究科修士課程修了。オリンパス光学工業、KDDI研究所、タケダライフサイエンスリサーチセンター客員研究員、鈴鹿医療科学大学医用工学部教授を歴任。オープンデータを利用して、医療介護政策の分析や、医療資源の分布等に関する研究、国民の消費動向からみた健康と疾病予防の解析などを行っている。「血液型 で分かるなりやすい病気なりにくい病気」など著書多数。

スマートウオッチは「生理検査」を代替する 脳波以外は可能

公開日: 更新日:

 スマートウオッチや家庭用の健康計測機器(体重・体組成計や血圧計など)は、病院で行われる各種検査の一部を代替することが可能です。病院の検査は大きく画像検査(放射線検査)、生理検査、検体検査の3つに分かれます。このうち画像検査はレントゲン写真、CT・MRI、超音波などですが、家庭でできるようになることはないでしょう。

 生理検査は、血圧、体温、心拍数、呼吸数、心電図、酸素飽和度、脳波などです。スマートウオッチなどで代替できるのはこれらの検査で、脳波以外はほぼ実用化されています。生理検査だけでも各人の基礎代謝やストレスの程度、集中度、睡眠の質などさまざまな身体的・精神的状態が、ほぼリアルタイムで分かります。ですから、スマートフォンを介してIoT家電などと連携させることで、生活環境を心身が快適と感じる方向に、自動的に調節することが可能になるわけです。

 たとえばベッドですが、現在売られている高級品は、上半身・腰・下肢の3パーツに分かれており、購入時にそれぞれの硬さを各自の好みで選択できるようになっています。ただし、一度選んでしまったら、買い替える以外に硬さを変更することはできません。

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