言動がガラリ一変…認知症の「日内変動」はなぜ起こるのか

公開日: 更新日:

 ですから、レビー小体型認知症以外で日内変動が起こる場合、せん妄が重なっている可能性が高いでしょう。せん妄は、別の病気や薬の影響による意識障害です。認知機能の低下と相まって、一日の間で言動がガラッと変わってしまう患者さんがいます。

 日内変動そのものは予防はできませんが、介護者の負担を軽減する対策は可能です。まずは、日内変動に合わせた生活のパターンを把握しておきましょう。レビー小体型認知症の場合、夕方以降に症状が悪化するなど、リズムが決まってきます。患者さんが出歩ける状態であれば、散歩や買い物、近所の人との交流は午前中に済ませ、午後3時以降は休息を取らせて、外出をしないといったスケジュールを組めます。

 また、患者さんは「自身の言動は正しい」と思っているので、まずは肯定してあげましょう。常に理解を示してあげると症状が悪化しにくいことが分かっています。

▽関根一真(せきね・かずま) 2008年北里大学医学部卒業後、日本鋼管病院呼吸器内科勤務。緩和ケアチーム、栄養サポートチーム(NST)、感染対策委員会、呼吸管理委員会の運営・回診に従事。16年から医療法人ゆうま会赤尾内科クリニック診療部長、19年からはアーチクリニック院長を務める。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 2

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  3. 3

    嶋基宏は一時期ノイローゼ状態になっていた...心ここにあらずで、魂が抜けた状態に

  4. 4

    伊藤健太郎とキンプリ永瀬廉で明暗クッキリ…「熱愛報道」出口夏希の足を引っ張りかねない“イメージ格差”

  5. 5

    なぜ「愛子天皇」ではダメなのか? 美智子さまが心情を吐露する出版物を準備中…と政界で話題

  1. 6

    嵐が去る前に思い出す…あの頃の「松本潤」と「大野智」

  2. 7

    視聴率の取れない枠にハマった和久田麻由子アナの不運 与えられているのは「誰でもできる役割」のみ

  3. 8

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  4. 9

    居酒屋倒産が過去最多ペース 客離れの背景にある「飲み放題5000円」の壁

  5. 10

    巨人“育成の星”のアクシデントに阿部監督は顔面硬直、原辰徳氏は絶句…桑田真澄氏の懸念が現実に