コロナ禍の3年間で感染症の基本知識と予防法が身につかなかったのはなぜか

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 たとえば、エアロゾルは、酸素や二酸化炭素よりも重い。にもかかわらず部屋の空気の入れ替えといえば一般の人はCO2を減らすための換気でよいと思ってしまう。

「お風呂の湯気をいくら換気扇で外に出そうとしてもできません。それと同じで二酸化炭素より重いエアロゾルはサーキュレーターのような機械を使って追い出さないと出ていかないのです」

■自分よがりの学者が原因

 新型コロナ禍に3年間も身を置きながら多くの人が感染症についてなぜ学べていないのか? 専門家と言われた人たちが、感染症の予防啓発の難しさを軽視してきたからだ、と岩室医師は言う。

「政府の専門部会に参加した一部の科学者、医師らが議論し、その結果が政府の方針とされるだけだったように思います。私自身もコロナの前は認識していなかったエアロゾルについて、どう伝えたらいいか、試行錯誤をしてきました。伝えようと思ったことが思い通りに伝わらないことは多々あります。ところが政府お抱えの専門家は国民に対して持論を展開するだけで、国民が受け止められる情報発信を行ってきませんでした」

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