「マスク新指針」でコロナ感染は防げるのか? 3月半ばから個人判断

公開日: 更新日:

 政府は新型コロナ対策としてのマスクの着用について、新たな方針を発表した。3月13日から屋内・屋外を問わず、個人の判断に委ねるという。ただし、医療機関を受診する際、重症化リスクの高い人が多い医療機関や高齢者施設などを訪れる際、通勤ラッシュ時といった混雑した電車やバスに乗る際には、マスク着用を推奨する。

 重症化リスクの高い人が流行期に混雑した場所に行ったり、症状がある人や感染者本人、同居する家族に感染者がいる人は外出を控え、外出するときはマスクを着用するよう周知するという。

 なお、全員の着席が可能な新幹線や飛行機、船、タクシー、高速バスなどではマスクを外してもよいとした。

 しかし、これで本当に大丈夫なのか? 公衆衛生に詳しい岩室紳也医師が言う。

「国の新型コロナ対策を主導する立場の医師が、新たな方針を示した際に『換気が不十分なところではマスクが必要』とコメントしたのが気になります。エアロゾル対策の意味でしょうが、言葉足らずであり、一般の人が誤解する可能性があります。大事なことは空気の流れを強制的につくることへの意識づけです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安青錦は大関昇進も“課題”クリアできず…「手で受けるだけ」の立ち合いに厳しい指摘

  2. 2

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 3

    マエケン楽天入り最有力…“本命”だった巨人はフラれて万々歳? OB投手も「獲得失敗がプラスになる」

  4. 4

    中日FA柳に続きマエケンにも逃げられ…苦境の巨人にまさかの菅野智之“出戻り復帰”が浮上

  5. 5

    今田美桜に襲い掛かった「3億円トラブル」報道で“CM女王”消滅…女優業へのダメージも避けられず

  1. 6

    高市政権の“軍拡シナリオ”に綻び…トランプ大統領との電話会談で露呈した「米国の本音」

  2. 7

    エジプト考古学者・吉村作治さんは5年間の車椅子生活を経て…80歳の現在も情熱を失わず

  3. 8

    日中対立激化招いた高市外交に漂う“食傷ムード”…海外の有力メディアから懸念や皮肉が続々と

  4. 9

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  5. 10

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ