「睡眠時無呼吸症候群は太っている男性の病気」は大間違い チェックするポイントは?

公開日: 更新日:

 その理由として考えられることの一つが、「睡眠時無呼吸症候群=太った男性の病気」という思い込みだ。確かに、肥満は睡眠時無呼吸症候群のリスク因子。肥満の人は上気道にも脂肪が沈着しており、もともと上気道が狭いからだ。

 しかし、日本人をはじめとするアジア人は、痩せているのに睡眠時無呼吸症候群、という人が少なからずいる。

「アジア人は顎が小さいため、痩せていても、空気の通り道が狭くなりやすい」

「太っていないから/女性だから、大丈夫」は大間違いなのだ。それ以外にも、「鼻の通りが悪い」「扁桃が大きい」「舌が大きい」「首が太い」が、睡眠時無呼吸症候群の原因になる。

 睡眠時無呼吸症候群を疑うべき症状は、「夜中の大きないびき」「日中の強い眠気」「時々呼吸が止まっている」「起床時に頭痛やだるさがある」。日本人は睡眠時間の短さでは世界トップなので、日中の強い眠気が必ずしも睡眠時無呼吸症候群(または別の睡眠に関連する病気)によるものとは言えないが、検査を受けないことには判別がつかない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    本命は今田美桜、小芝風花、芳根京子でも「ウラ本命」「大穴」は…“清純派女優”戦線の意外な未来予想図

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  3. 8

    石破首相続投の“切り札”か…自民森山幹事長の後任に「小泉進次郎」説が急浮上

  4. 9

    今田美桜「あんぱん」44歳遅咲き俳優の“執事系秘書”にキュン続出! “にゃーにゃーイケオジ”退場にはロスの声も…

  5. 10

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃