著者のコラム一覧
清水俊彦東京女子医大脳神経外科客員教授

東京女子医大脳神経外科客員教授。「汐留シティセンターセントラルクリニック」の頭痛外来には全国から患者が訪れる。

頭痛を感じたら甘いモノを口へ…ただしチョコレートはNG

公開日: 更新日:

 個人の判断となったとはいえ、仕事柄一日中マスクが必須という方や、屋外では外しても会社内や乗り物に乗るときには必ずつける、という方もまだ多いのではないでしょうか。そんな方々のために、マスク頭痛をなるべく引き起こさないよう、コツをお伝えします。

 頭痛を引き起こさないためには、血中の二酸化炭素の濃度を下げることが必要。ですから、風通しのいい屋外ではなるべくマスクを外す。

 室内や乗り物内でマスクをしているときは、少しの間、時々マスクを外したりずらしたりして、大きくゆっくりと深呼吸をしましょう。その習慣を取り入れることで、頭痛頻度は変わってくるかと思います。

 キャンディーや小さなドライフルーツなどを持ち歩き、頭痛を感じたら口にすることもお勧めです。それらに含まれるブドウ糖には、拡張した血管を収縮させる作用があるからです。

 ただし、甘いものならなんでもいいわけではありません。ブドウ糖を含んでいるとはいえ、チョコレートにはチラミンという血管を拡張させる成分が含まれており、それ自体が片頭痛を引き起こす可能性があります。ですから、マスク頭痛対策以外でも、頭痛持ちの人は、チョコレートを食べすぎないように普段から気をつけていただきたいと思います。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    (1)長嶋茂雄氏の「逆転巨人入り」は、銚子の料亭旅館の仲居さんの一言から始まった

  2. 2

    「時代と寝た男」加納典明(17)病室のTVで見た山口百恵に衝撃を受け、4年間の移住生活にピリオド

  3. 3

    佐藤輝明&森下翔太の覚醒で阪神「歴史的大記録」達成の予感…実現すれば40年ぶりの快挙

  4. 4

    今秋ドラフトで割食う巨人…“恋人”の創価大・立石正広が「ミスターの後継者」候補と評価急上昇

  5. 5

    長嶋茂雄さんの「まさかの一言」で高級ブランドショップ店員は素っ頓狂な声をあげ目を白黒させた

  1. 6

    北川景子が味わった二度の挫折 仕事の間にロケバス内の猛勉強で明治大商学部に合格した努力家

  2. 7

    三山凌輝がNYライブで復帰もファン真っ二つ…プロデューサーSKI-HIの“1億円頂き男子”擁護は正解か

  3. 8

    「こっちのけんと」の両親が「深イイ話」出演でも菅田将暉の親であることを明かさなかった深〜いワケ

  4. 9

    亡き長嶋茂雄さんの長男一茂は「相続放棄」発言の過去…身内トラブルと《10年以上顔を合わせていない》家族関係

  5. 10

    巨人「松井秀喜監督」は完全消滅か、可能性あるか…恩師・長嶋茂雄さんは誰よりも願っていた