認知症になるとあることないこと「作話」をするのはなぜ?

公開日: 更新日:

 アルツハイマー型認知症を発症すると、「作話」の症状が見られるケースがあります。「息子にお金を盗まれた」「私は日本一の大女優だった」など、作話の内容はさまざまです。この症状は認知症の前段階である軽度認知障害(MCI)~認知症初期の患者さんに現れ、おしゃべりが好きな女性、プライドが高い性格の人に多い印象があります。

 作話が生じる原因は2つ考えられ、1つは物忘れによる取り繕いです。認知症が進行すると、実際に起きた出来事を記憶するのが難しく、失われた記憶を埋めようと事実とは異なる内容を加えて自分にとって都合のいいストーリーを作り上げます。認知症初期の段階では物忘れが自分の弱点だと感じやすい。この弱点を隠そうとして作話を行うのです。

 もう1つは、思い込みからくる妄想です。アルツハイマー型認知症患者さんの約15%に見られる妄想は、実際に起きていない出来事を真実だと思い込んで、あたかも事実かのように周囲に話します。「息子にお金を盗まれた」といった物盗られ妄想も、作話の一種なのです。「お金を盗んだ」と疑われた家族はいい気分はしません。ですが、本人は作話をしている自覚はなく、また作話の内容も記憶力の低下ですぐ忘れてしまいます。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おい、おまえ、生意気なんだよ」 野村監督は俺の挨拶を“ガン無視”、暴れたろうかと考えた

  2. 2

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  3. 3

    スピードスケート引退・高木美帆にオランダが舌なめずり “王国復権の切り札”として白羽の矢

  4. 4

    長澤まさみの身長は本当に公称の「169センチ」か? 映画「海街diary」の写真で検証

  5. 5

    ブチ切れ高市首相が「誤報だ!」連発 メディア、官邸、自民党内…渡る政界は「敵ばかり」の自業自得

  1. 6

    樹木希林に不倫を暴露された久世光彦

  2. 7

    ドジャース佐々木朗希またも“自己中発言”で捕手批判? 露呈した「人間性の問題」は制球難より深刻

  3. 8

    自転車の「ハンドサイン」が片手運転ではとSNSで物議…4月1日適用「青切符」では反則金5000円

  4. 9

    【独自】急死の中山美穂さん“育ての親”が今朝明かしたデビュー秘話…「両親に立派な家を建ててあげたい!」

  5. 10

    柳楽優弥「九条の大罪」23歳新人が大バズり! 配信ドラマに才能流出→地上波テレビの“終わりの始まり”