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シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

若者の3割がメンタル不調…NY市の公立校では幼稚園から高校までマインドフルネスが必修に

公開日: 更新日:

 ニューヨーク市内の幼稚園から高校までの公立校で、マインドフルネスが必修になることが決まり、話題を呼んでいます。

 ニューヨークの公立校は6月末から夏休みに入りましたが、その授業最終日の会見で、アダムス市長が発表したものです。それによれば今後、毎日2~5分間のマインドフルネスの呼吸法を、学校で行うことを義務付けるということです。 

 アダムス市長は、「私たちは、有害なソーシャルメディアのコミュニティに生き、絶え間ない事件などのニュースにさらされ、そのすべてが子供のメンタルヘルスを蝕んでいる。生徒たちの神経を落ち着かせる時間が必要だ」とその意図を説明。

 マインドフルネスの呼吸は、まず身体を、そして心をリラックスさせる即効性があるとされています。また呼吸と共にストレスをもたらす思考を観察し、それに注意を向けるかどうかを選択する能力を身につける、つまり自分とストレスの間に距離を置くこともできます。さらに呼吸に意識を向けることで、物事に集中する訓練にもなることがわかっています。 

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