著者のコラム一覧
堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

他者との心の距離をコントロールする「コード・スイッチング」

公開日: 更新日:

 8月15日に放送された「カズレーザーと学ぶ。」に出演した際、相手と心を近づかせる会話術として、私は「コード・スイッチング」という話し方を提案させていただきました。

 コードというのは、「言葉」を指します。すなわち、言葉をスイッチングすることがコード・スイッチングなわけですが、意図的に変えることで相手との距離感も変えられるんですね。

 たとえば、とても仲の良かったカップルがケンカをしてしまい“別れる”となったとき、突然、「今までありがとうございました」と敬語になったりします。急に敬語を使われたことで、言われた方はいやおうなしに心の距離感を感じる──。このように、言葉の質やニュアンスをスイッチングすることで、相手に対する印象を意図的に変えられるわけです。

 では、人に好かれやすくなる言葉とは何か? それが、タメ口を効果的に差し込んでいくことです。一般的には、目上の人や距離感がある人に対してタメ口を使うというのは、評価が下がったり嫌われたりすると思います。しかし、あるポイントを押さえれば、好意的に受け止められるようになるのです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 2

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  3. 3

    高市内閣の閣僚にスキャンダル連鎖の予兆…支持率絶好調ロケットスタートも不穏な空気

  4. 4

    葵わかなが卒業した日本女子体育大付属二階堂高校の凄さ 3人も“朝ドラヒロイン”を輩出

  5. 5

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    隠し子の養育費をケチって訴えられたドミニカ産の大物種馬

  3. 8

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 9

    高市早苗「飲みィのやりィのやりまくり…」 自伝でブチまけていた“肉食”の衝撃!

  5. 10

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑