著者のコラム一覧
池田陽子薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト

薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト・全日本さば連合会広報担当サバジェンヌ。国立北京中医薬大学日本校(現・日本中医学院)で国際中医薬膳師資格を取得。近著「1日1つで今より良くなる ゆる薬膳。365日」が好評発売中。

【ナシ】「肺」の機能を強めて潤いを与える「のど飴フルーツ」

公開日: 更新日:

 急性気管支炎の予防や改善のためには、肺を強めて潤いを与える食材を取り入れることが必要です。

 おすすめはナシ。肺の機能をアップし、しっかりと潤す高い効果があります。とくに空咳、喉の腫れや痛み、痰のからみなど、喉の不調に優れた働きがあり、まさに「のど飴フルーツ」。秋にはぜひ積極的に取り入れることをおすすめします。また、便秘、二日酔い改善効果もあり、女性にとっては乾燥肌、しわ対策にも役立ちます。

 気管支炎の症状が出ているときにおすすめなのが「ナシのはちみつコンポート」です。鍋に食べやすく切ったナシを入れ、水、白ワイン、はちみつを加えて15分ほど煮ます。咳や喉の痛みをやわらげるのに役立ちます。

 ナシの急性気管支炎改善効果を高めるには、ナガイモ、ダイコン、レンコン、白ごま、豆腐、はちみつなどと組み合わせるのがよいでしょう。また、症状が起きているときは、トウガラシがきいた料理や、ネギ、ショウガの大量摂取は悪化の原因になるので控えましょう。 (水曜掲載)

 肺に潤いを与えるナシ、ナガイモ、白ごまを組み合わせたレシピ。サクサクしたナシとナガイモに、コクのある白ごまのドレッシングが相性バツグンです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  3. 8

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  4. 9

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも