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下山祐人あけぼの診療所院長

2004年、東京医大医学部卒業。17年に在宅医療をメインとするクリニック「あけぼの診療所」開業。新宿を拠点に16キロ圏内を中心に訪問診療を行う。

誰かと話がしたくて…在宅医療を始めた75歳女性から涙声で電話がかかってきた

公開日: 更新日:

 在宅医療を検討されている患者さんやそのご家族の質問で多いのが、急変時以外でも、医院に電話をしていいのかということです。

 もちろん、構いません。私たちは電話を頂いた時の状況に合わせて、電話での簡単なアドバイスだけで済む場合もありますし、駆けつけることもあります。遠慮なくいつでも連絡して下さいとお伝えしています。

「ヘルパーさんや訪看さんの来る日でもなかったんですね。少しお話ししましょうか。今はおうちでテレビ見られてるんですか?」(私)

「はい、うるさいかしら」(患者)

「いえ、賑やかでいいと思いますよ」(私)

「電話するから消すか音を小さくするか迷ったんだけどあれがなくて……」(患者)

「リモコンですか?」(私)

「そうそう。やぁね、年だから忘れっぽくて」(患者)

「リモコンてすぐどっかにいっちゃいますよね」(私)


 しばらくお話をするうち、いく分か落ち着きを取り戻されました。

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