親が年を取って小さくなっていたら「椎体骨折」を疑う…寝たきりのリスク

公開日: 更新日:

 脊柱後弯変形がなく、楽にうつぶせになれる人なら背筋運動も効果的だ。複数の研究で確認されている。ただし、関節を動かさないで筋肉に力を入れる「等尺性運動」にすること。関節を曲げ伸ばしする屈曲運動はかえって逆効果になる。

 背筋運動をするなら、うつぶせに寝て、お腹の下に枕を挟み、背中に力を入れて上半身を10センチ程度ゆっくり持ち上げ、そのまま5~10秒間止め、ゆっくり下ろす方法がお勧めだ。

「日頃から背筋を伸ばした良い姿勢を心がけることも大切です」

 もちろん骨粗しょう症対策として、カルシウム摂取、日光浴、ウオーキングなど骨に刺激が加わる運動も心がけたい。

 親とともに始めるか。

■椎体とは

 背骨(脊柱/脊椎)を構成する一つ一つの骨が「椎骨」で、椎骨は腹部側の「椎体」と背部側の「椎弓」で構成されている。つまり、背骨の腹部側にあるのが椎体。骨粗しょう症が進行すると椎体が複数骨折し、多椎体骨折となる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  3. 3

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  4. 4

    巨人阿部監督はたった1年で崖っぷち…阪神と藤川監督にクビを飛ばされる3人の監督

  5. 5

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  1. 6

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  2. 7

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  3. 8

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  4. 9

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  5. 10

    (2)事実上の「全権監督」として年上コーチを捻じ伏せた…セVでも今オフコーチ陣の首筋は寒い