著者のコラム一覧
堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

「飲みニケーション」はセロトニンを活性化させる場でもある

公開日: 更新日:

「セロトニン」という神経伝達物質を聞いたことがあるという方は多いと思います。通称「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンは、対人コミュニケーションにとても大事な役割を果たすといわれています。

 セロトニンは、一時的な感情に左右されることなく、自分と他人との関係を見つめて、実際に何が必要かを前向きに考えられるようにしてくれる物質です。さらには、相手の気持ちを読み取る感覚や能力も活性化させてくれるため、コミュニケーションのための脳内物質といえます。

 セロトニンを活性化させるには、できるだけ人と接触することが大事です。特に、人と話すときに相手が何を考えているのか、どういう感情なのかを考えながら話すとよいとされています。そのため、一にも二にも他者とコミュニケーションを図ることが欠かせません。

 スポーツでも趣味でも仕事でも、すべてにおいて言えることだと思いますが、物事は練習しなければ上達しません。練習という作業は、何度も同じことを繰り返し、脳の中の行動パターンを起動させる神経ネットワークを強化するアクションでもあります。他者と上手にコミュニケーションを取るためにも、練習は欠かせないのです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    名球会入り条件「200勝投手」は絶滅危機…巨人・田中将大でもプロ19年で四苦八苦

  2. 2

    永野芽郁に貼られた「悪女」のレッテル…共演者キラー超えて、今後は“共演NG”続出不可避

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    07年日本S、落合監督とオレが完全試合継続中の山井を八回で降板させた本当の理由(上)

  5. 5

    巨人キャベッジが“舐めプ”から一転…阿部監督ブチギレで襟を正した本当の理由

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    高市早苗氏が必死のイメチェン!「裏金議員隠し」と「ほんわかメーク」で打倒進次郎氏にメラメラ

  4. 9

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  5. 10

    三角関係報道で蘇った坂口健太郎の"超マメ男"ぶり 永野芽郁を虜…高畑充希の誕生日に手渡した大きな花束