著者のコラム一覧
堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

ラムネで効果的にイライラ回避…効率的に血糖値を上げる

公開日: 更新日:

 空腹にもかかわらず食事を我慢することは決していいことではありません。

 ダイエットをするとき、「食べなければいい」と早合点してしまいそうになりますが、お腹が減ると人間はオキシトシンと並んで“幸せホルモン”と呼ばれるセロトニンが減ってしまいます。さらには、血糖値も下がってしまいます。お腹が減るとイライラしてしまうのは、このためです。

 ロヨラ大学シカゴ校のペンコッファーらの、糖尿病患者に対する実験(2012年)では、血糖値をコントロールできていないと、低血糖時に不安や怒り、そしてQOL(生活の質)の低下が起こることが明らかになっています。

 また、セロトニンが減ると、うつや不眠になる危険性も高まってしまうので、ストレスがたまっている状況で、無理に食欲を我慢するのは百害あって一利なしなのです。きちんとバランスの良い食事をとることは欠かせません。

 その上で覚えておいてほしいことは、人間は血糖値が低くなるとイライラしやすいという点。イライラしないように血糖値を高める糖分の多いお菓子を食べると、ついつい食べすぎてしまって、体重が増えるといった懸念もあるでしょう。とりわけ、ダイエットをしている人にとっては死活問題かもしれません。そこでおすすめしたいのがラムネです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  2. 2

    大谷 28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」とは?

  3. 3

    学力偏差値とは別? 東京理科大が「MARCH」ではなく「早慶上智」グループに括られるワケ

  4. 4

    ドジャース大谷の投手復帰またまた先送り…ローテ右腕がIL入り、いよいよ打線から外せなくなった

  5. 5

    よく聞かれる「中学野球は硬式と軟式のどちらがいい?」に僕の見解は…

  1. 6

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  2. 7

    進次郎農相の「500%」発言で抗議殺到、ついに声明文…“元凶”にされたコメ卸「木徳神糧」の困惑

  3. 8

    長嶋茂雄さんが立大時代の一茂氏にブチ切れた珍エピソード「なんだこれは。学生の分際で」

  4. 9

    (3)アニマル長嶋のホームスチール事件が広岡達朗「バッドぶん投げ&職務放棄」を引き起こした

  5. 10

    米スーパータワマンの構造的欠陥で新たな訴訟…開発グループ株20%を持つ三井物産が受ける余波