著者のコラム一覧
新井平伊順天堂大学医学部名誉教授

1984年、順天堂大学大学院医学研究科修了。東京都精神医学総合研究所精神薬理部門主任研究員、順天堂大学医学部講師、順天堂大学大学院医学研究科精神・行動科学教授を経て、2019年からアルツクリニック東京院長。順天堂大学医学部名誉教授。アルツハイマー病の基礎と研究を中心とした老年精神医学が専門。日本老年精神医学会前理事長。1999年、当時日本で唯一の「若年性アルツハイマー病専門外来」を開設。2019年、世界に先駆けてアミロイドPET検査を含む「健脳ドック」を導入した。著書に「脳寿命を延ばす 認知症にならない18の方法」(文春新書)など。

近年注目の「脳腸相関」で腸内フローラを整えて認知機能低下を防ぐ

公開日: 更新日:

 9月21日は「世界アルツハイマーデー」。1994年のこの日、スコットランドのエディンバラで第10回国際アルツハイマー病協会国際会議が開催されたことから、国際アルツハイマー病協会と世界保健機関(WHO)が共同で世界アルツハイマーデーを制定し、9月21日を中心に認知症の啓蒙を実施するようになりました。

 2012年からは9月を「世界アルツハイマー月間」と制定し、全国各地でさまざまな取り組みが行われるようになりました。私が院長を務める「アルツクリニック東京」が監修する「健脳カフェ」では、森永乳業主催で、1カ月間限定の「記憶対策アカデミーin 健脳カフェ」(無料、事前申込制)を開きます。

 毎週金曜日、夕方6時半から1時間半、認知症対策のために役立つ知識を学ぶ“アカデミー”です。内容は大きく分けて3つ。まず、私が担当する記憶対策のための講義。次に科学的な根拠から開発された記憶力を高めるエクササイズ。これは、みんなで行います。そして、栄養士による、記憶力を落とさないために実践すべき食事などの紹介です。

 特に来てほしいと考えているのは、40~50代。夕方から夜にかけて行うことにしたのも、これら働く世代が仕事終わりに参加して欲しいからです。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」

  2. 2

    円安地獄で青天井の物価高…もう怪しくなってきた高市経済政策の薄っぺら

  3. 3

    現行保険証の「来年3月まで使用延長」がマイナ混乱に拍車…周知不足の怠慢行政

  4. 4

    ドジャース大谷翔平が目指すは「来季60本15勝」…オフの肉体改造へスタジアム施設をフル活用

  5. 5

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  1. 6

    佐々木朗希がドジャース狙うCY賞左腕スクーバルの「交換要員」になる可能性…1年で見切りつけられそうな裏側

  2. 7

    【武道館】で開催されたザ・タイガース解散コンサートを見に来た加橋かつみ

  3. 8

    “第二のガーシー”高岡蒼佑が次に矛先を向けかねない “宮崎あおいじゃない”女優の顔ぶれ

  4. 9

    二階俊博氏は引退、公明党も連立離脱…日中緊張でも高市政権に“パイプ役”不在の危うさ

  5. 10

    菊池風磨率いるtimeleszにはすでに亀裂か…“容姿イジリ”が早速炎上でファンに弁明