親として子供にどう「性」を伝えるべきか? 性教育に力を入れる医師に聞いた

公開日: 更新日:

 高校生に向けて性教育を行う男子高校生3人の団体セクテル。8月20日発売の本欄で取り上げたが、彼らが活動を起こすきっかけとなったのが岩室紳也医師の講演だ。「性教育の授業というと気詰まりで、情報が古く、プリントの穴埋め的。しかし岩室先生の話は失敗談を織り交ぜたエピソードで、知識を伝えるというより、性について考えようというものだった。独り占めするのはもったいない。思ったより知らないことがたくさんある性教育を広めたい」(セクテル) 

 そう彼らに言わしめる岩室医師の性教育とは?

■「正解依存症」から脱却せよ

 岩室医師が、挙げたのが「正解依存症」という言葉だ。

「親としてどう性教育を行うべきかとよく聞かれます。親は子供に対して、正解以外のことを伝えられません。例えば、『酔っぱらってコンドームなしに寝ちゃって、妊娠して中絶せざるを得ないことがあった』なんて話はできませんよね。子供たちが聞きたいのは失敗の話。そこからイメージして、自分ならどうかを考える。また、失敗を許容する社会にもしていかなくてはなりません。その裏返しが、自分なりの正解を疑うことなく押し付ける『正解依存症』。正解を並べても、聞いた人の心には残らない」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    TBS「ラヴィット!」の“テコ入れ”に不評の嵐! グダグダぶりを楽しむ独自性損失で視聴者離れ加速危機

  2. 2

    「おい、おまえ、生意気なんだよ」 野村監督は俺の挨拶を“ガン無視”、暴れたろうかと考えた

  3. 3

    「オールスター感謝祭」で“ブチギレ説教” …島崎和歌子は今や「第2の和田アキ子」の域

  4. 4

    NHK朝ドラ「風、薫る」巻き返しを阻む“最大のネック”…見上愛&上坂樹里Wヒロインでも苦戦中

  5. 5

    米国とイランが2週間の停戦合意も日本は存在感ゼロ…お粗末すぎた高市外交を識者「完全失敗」とバッサリ

  1. 6

    スピードスケート引退・高木美帆にオランダが舌なめずり “王国復権の切り札”として白羽の矢

  2. 7

    高市政権が非情の“病人切り捨て”強行で大炎上! 高額療養費見直し「患者の意向に沿う」は真っ赤なウソ

  3. 8

    ブチ切れ高市首相が「誤報だ!」連発 メディア、官邸、自民党内…渡る政界は「敵ばかり」の自業自得

  4. 9

    JFAは森保一氏の“囲い込み”に必死 W杯後の「次の日本代表監督」のウワサが聞こえない謎解き

  5. 10

    『エニイ・タイム・アット・オール』1964年のジョンのギターを聴くだけで元気が出る