日本初! さとえ学園小学校で小4対象に睡眠×テクノロジーの授業

公開日: 更新日:

 埼玉県にある「さとえ学園小学校(学校法人佐藤栄学園グループ)」がNTT東日本埼玉支店と行っている取り組みがユニークだ。それは、テクノロジーを活用して児童が自ら睡眠のデータを取り、可視化し、質の良い睡眠を取るための手段を自分たちで見つけ出すというもので、「スリープテックプロジェクト」という授業になる。昨年10月から今年2月まで週2回行われた。

 対象は、同校の4年生児童。睡眠に関する専門知識を持つ「スリーププランナー(『NTT東日本グループ』社員)」が伴走し、正しい睡眠の基礎知識を学び、日常生活での睡眠の課題を洗い出した。そして、たとえば「朝の行動チーム」「寝室環境チーム」「寝る前の行動チーム」など各チームに分かれ、それぞれの課題に対してどうすれば解決できるか仮説をたて実証。ブレインスリープコインというデバイスを腹部につけ、毎晩の睡眠データを集め、睡眠の質を数値で記録。数値を用いての分析も児童たちが行った。

 結果、睡眠効率などに基づき評価した「スリープスコア」、そして深い睡眠を示す「ノンレム睡眠ステージ3」が、授業開始直後から上昇。睡眠時間自体も、10月から2月にかけて平均値が上昇した。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    冷静になれば危うさばかり…高市バブルの化けの皮がもう剥がれてきた

  2. 2

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  3. 3

    大関取り安青錦の出世街道に立ちはだかる「体重のカベ」…幕内の平均体重より-10kg

  4. 4

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  5. 5

    維新・藤田共同代表に自民党から「辞任圧力」…還流疑惑対応に加え“名刺さらし”で複雑化

  1. 6

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 7

    小野田紀美経済安保相の地元を週刊新潮が嗅ぎ回ったのは至極当然のこと

  3. 8

    前田健太は巨人入りが最有力か…古巣広島は早期撤退、「夫人の意向」と「本拠地の相性」がカギ

  4. 9

    「しんぶん赤旗」と橋下徹氏がタッグを組んだ“維新叩き”に自民党が喜ぶ構図

  5. 10

    歪んだ「NHK愛」を育んだ生い立ち…天下のNHKに就職→自慢のキャリア強制終了で逆恨み