注目のがん治療の世界を体感…プラネタリウム動画が公開 ナレーションは声優・梶裕貴さん

公開日: 更新日:

 がんのうち、大腸がん胃がん肺がんなど臓器や組織に発生する塊状のがんを「固形がん」といい、白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫のような異常な血液細胞が増殖するがんを「血液がん」という。

 この血液がんの治療で注目を集めているのがCAR-T細胞療法だ。受けられる施設が2019年は国内4施設だったのに対し、24年は国内69施設まで増加。年間500人以上がこの治療を受けているという。

 CAR-T細胞療法は、血液がんの患者から、患者自身の白血球を取り出し、特定の血液がんに対する免疫機能を強化して体に戻す、一度きりの個別化医療。製薬会社のギリアド・サイエンシズが今年10月29日から11月1日に血液がん患者100人に対して行ったアンケート調査では、「CAR-T細胞療法のことを知っている」と答えた人は6割、一方「医師から特に説明されていない」と答えた人は8割に上った。

 ギリアド・サイエンシズではCAR-T細胞療法の啓発を目的として、CAR-T細胞療法の世界を体感できるオリジナルのプラネタリウム動画を制作。11月18日から公開している(https://vimeo.com/1029614130/eb66dd69b4)。ナレーションは梶裕貴さんが担当。「進撃の巨人」エレン・イェーガー役をはじめ話題作のキャラクターを数多く演じ、人間の脳と心に癒やしの効果を与えるという「1/f揺らぎ」の響きの声を持つ、人気声優だ。血液がん当事者でなくても楽しめる内容となっている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大山悠輔が“巨人を蹴った”本当の理由…東京で新居探し説、阪神に抱くトラウマ、条件格差があっても残留のまさか

  2. 2

    大山悠輔逃し赤っ恥の巨人にOB評論家《良かった》 FA争奪戦まず1敗も…フラれたからこその大幸運

  3. 3

    悠仁さまの進学先に最適なのは東大ではなくやっぱり筑波大!キャンパス内の学生宿舎は安全性も高め

  4. 4

    過去最低視聴率は免れそうだが…NHK大河「光る君へ」はどこが失敗だったのか?

  5. 5

    八村塁が突然の監督&バスケ協会批判「爆弾発言」の真意…ホーバスHCとは以前から不仲説も

  1. 6

    《次の朝ドラの方が楽しみ》朝ドラ「あんぱん」の豪華キャストで「おむすび」ますます苦境に…

  2. 7

    国民民主党・玉木代表まだまだ続く女難…連合・芳野友子会長にもケジメを迫られる

  3. 8

    「人は40%の力しか出していない」米軍特殊部隊“伝説の男”が説く人間のリミッターの外し方

  4. 9

    瀬戸大也は“ビョーキ”衰えず…不倫夫をかばい続けた馬淵優佳もとうとう離婚を決意

  5. 10

    迫るマイナ保険証切り替え…政府広報ゴリ押し大失敗であふれる不安、後を絶たない大混乱