見える世界がすべてV字に…俳優の渡辺隆二郎さん脳梗塞を語る

公開日: 更新日:

 利尿作用の高いビールを飲むので、最低でもビールの2倍の水を飲むようにしています。脳梗塞をやった人は、普通の人より水分補給が大事なんですって。だから水は常に持ち歩くようになりました。

 脳梗塞は本当につらかった。でもそのとき励みになったのは、著名人の病気の記事です。「自分だけじゃない。大変な経験をしている人はいっぱいいるから頑張ろう」って。なので、自分も誰かの励みになれたらうれしいと思うようになりました。

 脳梗塞の前には、大腸がんを2度、切除しています。43歳のとき、トイレでの大量下血から発覚し、内視鏡でがんを摘出してもらいました。早期だったので、抗がん剤も放射線治療もしていません。2度目の大腸がんは51歳の頃です。このときは「痔かな」と思うほど少量の下血でしたが、調べてもらうと腸壁の中にがんが隠れていました。見逃されるケースもある中、緑色の液体を腸壁にかけるという念入りな検査と画像診断で早期に見つけてもらい、やはり抗がん剤や放射線はせずに済みました。

 去年、定期検査で大腸ポリープが6個見つかって取りましたが、体調は良く、週4日は夜に12キロ走っています。腹筋は毎朝100回。定期的に若手の役者を集めて空手の練習もしています。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  3. 3

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 4

    阪神・大山を“逆シリーズ男”にしたソフトバンクの秘策…開幕前から丸裸、ようやく初安打・初打点

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    創価学会OB長井秀和氏が明かす芸能人チーム「芸術部」の正体…政界、芸能界で蠢く売れっ子たち

  2. 7

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  3. 8

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  4. 9

    大死闘のワールドシリーズにかすむ日本シリーズ「見る気しない」の声続出…日米頂上決戦めぐる彼我の差

  5. 10

    ソフトB柳田悠岐が明かす阪神・佐藤輝明の“最大の武器”…「自分より全然上ですよ」