著者のコラム一覧
シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

アメリカで胸を小さくする手術が急増している理由とは?

公開日: 更新日:

 2023年に行われた胸を小さくする手術は、19年から3万件増の7万6000件──。アメリカで胸を小さくする手術の増加が注目されています。

 アメリカ人にとって大きい胸は女性のパワーの象徴であり、母親のイメージ。実際、豊かな胸を望む女性は今も多く、豊胸手術の件数は1年間に30万件に達していますが、その数は減少傾向にあります。

 アメリカの名門病院のひとつ、メイヨー・クリニックのウェブサイトには、その理由について書かれています。いくつかを紹介すると、まず慢性的な背中、首、肩の痛み、胸の下の慢性的な発疹など、胸が大きすぎることによる体のダメージ。次に、セルフイメージの低下。さらに下着などのサイズが合わないこと。量販店のブラジャーはサイズの種類が少なく、専門店で高価なうえ気に入らないデザインのものを買うことになったりしがちです。

 胸を小さくする手術にはリスクもあり、日本円で120万円以上かかり、保険は適用されづらい。それでも手術に踏みきる理由について、ニューヨーク・タイムズのポッドキャストが興味深い分析をしていました。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平が直面する米国人の「差別的敵愾心」…米野球専門誌はMVPに選ばず

  2. 2

    自維連立に透ける実現不能の“空手形”…維新が「絶対条件」と拘る議員定数削減にもウラがある

  3. 3

    自維連立が秒読みで「橋下徹大臣」爆誕説が急浮上…維新は閣内協力でも深刻人材難

  4. 4

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  5. 5

    ラウールが通う“試験ナシ”でも超ハイレベルな早稲田大の人間科学部eスクールとは?

  1. 6

    ポンコツ自民のシンボル! お騒がせ女性議員3人衆が“炎上爆弾”連発…「貧すれば鈍す」の末期ぶりが露呈

  2. 7

    日本ハム1位・伊藤大海 北海道の漁師町で育った泣き虫小僧

  3. 8

    米倉涼子の薬物逮捕は考えにくいが…業界が一斉に彼女から手を引き始めた

  4. 9

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  5. 10

    影山雅永JFA技術委員長の“児童ポルノ逮捕”で「森保監督がホッとしている情報」の深層