著者のコラム一覧
青島周一勤務薬剤師/「薬剤師のジャーナルクラブ」共同主宰

2004年城西大学薬学部卒。保険薬局勤務を経て12年9月より中野病院(栃木県栃木市)に勤務。“薬剤師によるEBM(科学的エビデンスに基づく医療)スタイル診療支援”の確立を目指し、その実践記録を自身のブログ「薬剤師の地域医療日誌」などに書き留めている。

「緑内障」と「自動車運転」の危険な関係…日本の研究報告

公開日: 更新日:

 その結果、運転中に自覚症状を感じていなかった人は63.9%にも上りました。自覚症状を感じた人の割合は、緑内障の重症度が高くなるにつれて増加し、軽度で22.9%、中等度で36.6%、重度で41.7%でした。一方、衝突事故の回数は自覚症状の有無とは関連していませんでした。

 論文著者らは「重度の緑内障患者であっても、その多くは運転中の視野障害に気付かない可能性がある」と結論しています。

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