(1)酔っばらって記憶がない!それはアルコールのコントロール障害

公開日: 更新日:

 自分の衝動や欲求を抑制することが困難な精神疾患をコントロール障害と呼ぶが、お酒を飲むことで冒頭で触れたような問題を起こす人は、正しくお酒と付き合えていないということになる。依存こそしていないが制御できていないため、ときに暴走してしまうというわけだ。輪をかけて、お酒を飲むと理性をつかさどる前頭葉の機能が低下する。コントロール障害の中でも、特にアルコールが厄介なのはこの点だ。だからこそ、対処法を知っておきたい。

「定期的にセルフチェックをすることがポイントです。その指針となるのが『HALT(ハルト)』と呼ばれる4つの感情を知ること。Hはハングリー、Aはアングリー、Lはロンリー、Tはタイアードの頭文字です。人間はこうした感情を抱くとき、IQが低下し、いつも以上に飲みすぎてしまいます」

 空腹、怒り、孤独、疲労――。この感情に包まれると、人はお酒に飲み込まれてしまう。次回は、HALTとの向き合い方について説明する。

▽山下悠毅(やました・ゆうき) 精神科専門医・精神保健指定医。日本外来精神医療学会理事。近著に『彼らが見ている世界がわかる 依存症の人が「変わる」 接し方

【連載】もうお酒で失敗しない

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    エゴイストのような「人間性」がアウト? ドジャース佐々木朗希にトレード説がくすぶり続ける根拠

  2. 2

    小室圭さん家族3人ショットを「ニューヨーク・ポスト」が報道 1億円以上の新居から居住先、子供の性別まで赤裸々に…

  3. 3

    和久田麻由子アナがフジとTBSではなく日テレを選んだワケ 今週からついに新報道番組に登場

  4. 4

    萩本欽一(5)「親父はカメラ屋、母親はご飯も炊けない四国のお姫さまだった」

  5. 5

    阪神・立石正広は“走り方”にさえ問題あり 3度目の故障を招いた根本原因を専門家が指摘

  1. 6

    小室圭さん&眞子さんの「第1子の性別」を特定 NYポスト紙報道の波紋と今後憂慮すべきこと

  2. 7

    元EXILE黒木啓司「脱税セレブ・宮崎麗果と離婚へ」報道に納得の声

  3. 8

    “幼稚さ”露呈した佐々木朗希「報奨金事件」…ド軍日本人スタッフ2名が「7000万円超」もらえず?

  4. 9

    元EXILE黒木啓司がLDHを離れたワケ…妻のド派手すぎるセレブ生活が遠因か

  5. 10

    DeNA三浦監督まさかの退団劇の舞台裏 フロントの現場介入にウンザリ、「よく5年も我慢」の声