(2)お酒でやらかしてしまう原因に4つの感情「HALT」あり

公開日: 更新日:

 毎日飲むわけではないが、お酒を飲むとつい飲みすぎてやらかしてしまう。そうした人に対して、「アルコールのコントロール障害の可能性がある」と話すのは、ライフサポートクリニック・山下悠毅院長だ。

 回避するためには、その原因となる「HALT」(ハルト)と呼ばれる4つの感情を理解し、セルフチェックすることが欠かせないという。

「Hはハングリーです。お腹がすいていると飲みすぎてしまいます。『今日は飲み会があるから、お金ももったいないし何も食べないで参加しよう』などの考えは良くない。あんぱん一つだけでもいいので食べてから参加するだけでまったく違います。実際、私の患者さんはたったそれだけで、飲みすぎが緩和しています」(山下院長=以下同)

 続くAはアングリーの頭文字。怒りによって制御が利かなくなり、つい飲みすぎてしまうという。

「自分の当たり前と相手の当たり前にズレが生じたとき、怒りの感情は起こります。例えば、友人が30分遅刻したとき、『時間は守るもの』という自分の当たり前が当てはまらないから腹が立つ。『ムカつく』で終わらせるとイライラは募るばかりですから、怒りが湧いたときは“自分の当たり前を見直す機会”だと捉えるようにしてください」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    【夏の甲子園】初戦で「勝つ高校」「負ける高校」完全予想…今夏は好カード目白押しの大混戦

  2. 2

    ドジャース大谷翔平「絶対的な発言力」でMLB球宴どころかオリンピックまで変える勢い

  3. 3

    やす子「ドッキリGP」での言動が物議…“ブチ切れ”対応で露呈してしまった芸人の器量と力量

  4. 4

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  5. 5

    中央学院戦の「1安打完封負け」は全部私の責任です。選手たちにもそう伝えました

  1. 6

    菊池風磨率いるtimeleszにはすでに亀裂か…“容姿イジリ”が早速炎上でファンに弁明

  2. 7

    タレント出身議員の“出世頭” 三原じゅん子氏の暴力団交遊疑惑と絶えない金銭トラブル

  3. 8

    巨人の正捕手争い完全決着へ…「岸田>甲斐」はデータでもハッキリ、阿部監督の起用法に変化も

  4. 9

    ドジャース大谷翔平の突き抜けた不動心 ロバーツ監督の「三振多すぎ」苦言も“完全スルー”

  5. 10

    萩生田光一氏「石破おろし」がトーンダウン…自民裏金事件めぐり、特捜部が政策秘書を略式起訴へ