著者のコラム一覧
粂和彦名古屋市立大教授

東大医学部卒。分子生物学者・医師(日本睡眠学会指導医)

(1)睡眠時間が短いと過食になって太りやすくなる

公開日: 更新日:

「春眠暁を覚えず」という言葉があるように、昔から春は睡眠の季節ですが、皆さんは「睡眠の日」があるのをご存じですか?

 睡眠健康推進機構という睡眠の専門家の団体が睡眠の大切さを知っていただくため2011年に制定しました。春は世界睡眠デーに近い3月18日、秋はグッスリにちなみ9月3日です。

 近年、睡眠が健康や寿命に深く影響することが、多くの研究から明らかになってきました。日々の睡眠の質が仕事などのパフォーマンスに影響することは誰もが実感していると思いますが、血圧肥満免疫力の低下、うつなどの原因の一つにもなっているのです。

 睡眠が十分とれないと注意力や記憶力、免疫力の低下、イライラ、血圧上昇、筋肉減少、脂肪増加といった弊害が現れます。

 睡眠時間と自動車事故の関係を調べた米国の調査研究(AAA交通安全基金2016年)では、睡眠時間が減ると事故の発生率が上がるという結果が出ています。7時間睡眠を平均とすると、それより1~2時間減っただけでも事故は倍増するというのです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  2. 2

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か

  5. 5

    周囲にバカにされても…アンガールズ山根が無理にテレビに出たがらない理由

  1. 6

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  2. 7

    三山凌輝に「1億円結婚詐欺」疑惑…SKY-HIの対応は? お手本は「純烈」メンバーの不祥事案件

  3. 8

    永野芽郁“二股不倫”疑惑「母親」を理由に苦しい釈明…田中圭とベッタリ写真で清純派路線に限界

  4. 9

    佐藤健と「私の夫と結婚して」W主演で小芝風花を心配するSNS…永野芽郁のW不倫騒動で“共演者キラー”ぶり再注目

  5. 10

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意