「6年前から目がぼんやりとしか見えない状態が続いて…」コージー冨田さん1型糖尿病を語る

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2019年から人工透析を始めた

 人工透析を始めたのは19年からです。いつだったか腎臓の片方が機能不全になって、残った1つを大事にしてきました。それでも、飲み薬では糖尿病がどうにもならなくなり、18年の冬ごろに人工透析の話が持ち上がったのです。当時の自分は「透析するくらいなら死んだ方がましだ」と思っていたので、なかなか踏み切れませんでした。でも、体のしんどさがピークを迎えてやるしかなくなり、苦渋の決断をしたわけです。

 ところがやってみたら、これが元気になったのですね(笑)。元気になる人ばかりじゃないみたいですけど、たまたま自分はラッキーでした。今は、1回4時間の透析を週3回、受けています。今日も受けてきました。

 ぼんやりしか見えないので、食事で最後に好物を一切れ残したのに、実際は違っていてガッカリすることがよくあります。先日も、酢豚でお肉を残したつもりがニンジンで、そうなると“締め”の事情が変わるじゃないですか(笑)。気を付けて食べたつもりでも、絶対こぼしていますしね。

 目は財産ですね。もう、ひとりで気楽に歩くことはできません。でも世の中が便利になっていることにも気づきました。段差の少なさや駅のエレベーター、テレビや映画には副音声がありがたい。もちろん、家族や周りの人たちに助けられていることをありがたく思っています。

 病気と向き合うのは大変でした。でも今は当たり前になりました。透析を始めるときに看護師さんに言われた言葉が大きかったな。

「インスリンを打ち始めたとき嫌じゃなかったですか? でも今はどうですか? 透析も同じです」

 その通り、今は透析も生活の一部になっています。おかげさまで、透析の時間でNHKから民放まで、ほとんどのドラマを観賞しています。

(聞き手=松永詠美子)

▽コージー冨田(こーじーとみた) 1967年、愛知県出身。サラリーマン時代からテレビに出演し、1995年にテレビのものまね番組でグランプリを獲得したのを機にプロに転向。タモリや笑福亭鶴瓶をはじめ、100人近いものまねレパートリーを持ち、2001年に第38回ゴールデン・アロー賞芸能新人賞を受賞。現在も東京・新宿のショーパブを中心に企業イベントに出演するなど活躍している。

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