訪問診療という「外部の目」がフレイルを食い止める
在宅医療では、薬の調整だけでなく、患者さんのこれまでの人生やライフイベントを伺い、喜びの記憶を蘇らせることも大切な役割だと考えています。
さらに、ひとり暮らしの高齢者は、気づかないうちに生活リズムが乱れ、低栄養に陥ってフレイル状態になりやすくなります。そこに訪問診療という「外部の目」が入ることで、患者さん自身も気づかないようなわずかな衰えや、ADL(日常生活動作)の低下を早期に発見し、対処することが可能となります。
これによって、高齢者の方が自立した生活をより長く維持できると、私たちは考えています。