貧困が招く主食の「重ね食べ」の健康リスク…糖質中毒につながる

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 同県は肥満度を示す体格指数(BMI)は男性全国8位、女性全国35位、1日あたりの歩数は男性27位、女性7位と、特別肥満が多いわけでも、体を動かさないわけでもない。そのため糖尿病が多い理由としてささやかれているのが、うどんといなりずしやおにぎりのような炭水化物の重ね食べに加え、麺類にありがちな早食いといった食習慣にあるのでは、との指摘もある。

 糖尿病の10万人あたりの死亡者率20.6人(2023年)と全国ワースト1位の青森県では朝ラーメンが有名で、ごはんと一緒に食べる人も少なくない。1世帯あたりのカップ麺の購入費は7263円(2024年家計調査)と、2位の秋田市の6433円を大きく上回っており、おにぎりやパンと一緒に食べるケースも多くあるとみられている。

「むろん、うどんやラーメンが悪いのではありません。炭水化物の重ね食べが常態化することが問題なのです。この食べ方はなにも香川県や青森県に限ったものではなく、関西や中国地方ではお好み焼きにごはんという食べ方をする人も多いし、都会でもラーメンにチャーハンという食べ方をする人は少なくありません」

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