(2)子どもの斜視を放置すると「弱視」や「視力低下」に
また、子どもの斜視で忘れてはならないのが、最近問題となっている急性後天性内斜視、いわゆる「スマホ斜視」です。
「スマホやタブレットの長時間使用が主な原因で、特にスマホの使いすぎが発症の引き金になることがあります。中高校生の男子に多く、近視も併発します。スマホの使いすぎを避け、画面から30センチ以上離して見ることが大切です。もし、異常に気づいたらすぐに眼科受診を」
佐藤客員教授はこうアドバイスします。
なお、日本弱視斜視学会、日本小児眼科学会、日本視能訓練士協会は6月2日に合同で提言を出していますので、参考にしてください(https://www.jasa-web.jp/c-news/6456)。=つづく
(医療ジャーナリスト・油井香代子)