(7)やせる食べ物…おすすめは食前食間の高カカオチョコ
「空腹時に食べれば直後の食事の量を減らすことができ、食べ過ぎを防げます。また、幸福ホルモンと呼ばれるセロトニンの90%は、小腸粘膜の細胞で合成されます。カカオポリフェノールは悪玉菌を抑え、善玉菌を増やす働きがあり、腸粘膜の健康をサポートすることでセロトニンの前駆体のトリプトファンからの合成をサポートします。さらにカカオポリフェノールが持つ抗酸化、抗炎症作用でストレスを減らし、セロトニンの分泌を安定化することもわかっています」
カカオにはカカオポリフェノール以外に「カカオプロテイン」と呼ばれるタンパク質が含まれている。小腸で吸収されず大腸で便通を良くしたり、便のかさを増すことでお通じを良くする。カカオに含まれる脂肪酸のひとつであるステアリン酸は分子が大きく体内に吸収されにくい。そのためカカオは安心して食べられるという。
「私の患者さんで3週間で結果が出た人、3カ月で重い症状を改善できたという人もいます。焦らず腰を据えて習慣化することが大切です」(つづく)