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古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

“スーパーフード”カカオに含まれる抗酸化物質は赤ワインの2倍

公開日: 更新日:

 バレンタインを来週に控え、商業施設でもチョコレートを目にする機会が増えてきました。

 チョコレートの材料、カカオには年に2回の旬があるといわれています。新米、新茶など旬の食材はおいしさも栄養価も抜群なのに、新チョコがないのはなぜでしょうか。

 カカオを育てるには、胚乳にあるカカオバターが溶ける必要があるのですが、その温度は約30度なので、気温が30~35度の熱帯でしか栽培できません。

 一方で、カカオ豆から作ったチョコは30~35度で溶けるので、カカオが栽培できる所では、チョコが作れないのです。収穫と製造場所が違うことから新チョコという概念がないのでしょう。

 さて、そんなカカオですが、最近ではスーパーフードとも呼ばれ栄養価が豊富。カカオの中でも栄養価が高いのは全く手を加えられず、低温で加工されたものやカカオ含量が多いものです。加工する過程で成分が少なくなったりするので、栄養素を十分に取りたい方には、ローカカオやカカオ70%以上のダークチョコがオススメ。

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