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古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

【黒ニンニク】ポリフェノールが生の数倍!抗酸化能がスゴイ

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 その他にも、黒ニンニクを6週間摂取で最低血圧(拡張期血圧)の有意な低下が報告され、動物実験にはなりますが、血糖・糖代謝の面でも生のニンニクより強い抗酸化力を示し、糖尿病における合併症リスクの軽減に役立つ可能性も。さらに、抗がん作用や免疫力向上などを指摘する研究結果もあり、黒ニンニクは日本発の食品ながら、世界中でその健康パワーに注目が集まっていきそうですね。

 いつ食べるかに関してはこれから研究が深まりそうですが、ポリフェノールは朝に取ることで、紫外線や活動によるストレスを受けやすい日中に抗酸化成分が働きやすくなります。また、S-アリルシステインには自律神経のリラックスを促すという報告もあるので、消化に影響しない範囲で少量を夜に食べるのもいいでしょう。目的に応じて召し上がってみては?

【連載】時間栄養学的「気になる食品」

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