DIY作業中に小さなゴミが目に入り…こすり取ろうとした40代男性が招いた危機
最も重要なのは「絶対にこすらない」ことです。次に、砂粒やまつげなど、ごく表面的な異物に限り、まばたきを数回繰り返してみましょう。涙と一緒に自然に流れ出ることがあります。それでも異物が取れない場合は、流水で洗い流します。応急的には水道水で構いませんが、長時間の洗眼には生理食塩水や市販の人工涙液がより安全です。洗眼の際は、顔を横に向けて目頭から目尻に向かって流すようにします。コンタクトレンズをしている場合は、まずレンズを外してから洗浄してください。
鏡を見ながら下まぶたを優しく引いて、結膜側(白目部分)に見える異物であれば、清潔なティッシュや濡らした綿棒の先でそっと触れて取ることも可能です。ただし角膜(黒目)上にある場合や痛みが強い場合は、自分で取らず、必ず受診してください。
■30分以上続く痛みは要注意
眼科を受診すべきタイミングですが、異物が取れたと思っても、痛みや異物感が30分以上続く場合はすぐに受診が必要です。また、視力低下、視界のぼやけ、白目の出血(結膜下出血)、急な充血、光のまぶしさ(羞明)といった症状も要注意です。