著者のコラム一覧
荒川隆之薬剤師

長久堂野村病院診療支援部薬剤科科長、薬剤師。1975年、奈良県生まれ。福山大学大学院卒。広島県薬剤師会常務理事、広島県病院薬剤師会理事、日本病院薬剤師会中小病院委員会副委員長などを兼務。日本病院薬剤師会感染制御認定薬剤師、日本化学療法学会抗菌化学療法認定薬剤師といった感染症対策に関する専門資格を取得。

“ほんのひと口”でもナッツアレルギーを起こす子供が急増している

公開日: 更新日:

 最近、日本で子供の食物アレルギー、特にナッツ類によるアナフィラキシーが急激に増えているという報告が注目を集めています。

 最新の全国データによれば、特にクルミを原因とするアナフィラキシー発症が近年急増しており、ナッツは今や卵に次ぐ子供の原因食物になっているというのです。しかも、従来よりずっと少ない“ほんのひと噛み”で反応を起こす子供が増えてきているとのことです。

 ナッツ類はさまざまな食品にさまざまな形で使用されていて、見た目には判別ができないことも多くあります。ですから、日常生活において、ナッツが含まれる加工食品やお菓子、パン、調味料などの成分表示を正しく理解することが大切です。「少しの量」「ひと口だけ」でもアレルギー反応が起こりうるという意識を持つことが必要なのです。また、学校や保育所、家庭でのアレルギー対策(誤食防止、救急対応、エピペン携帯)の重要性を周知することも大切だと考えています。

 ナッツはおいしく、手軽な食材です。しかし、その一粒が、子供の命を左右することもあるのです。お子さんやお孫さんがナッツ入りのお菓子を手にしたとき、少し立ち止まって考えてみてください。初めて食べるナッツの種類であれば、少量から慎重に与え、アレルギー症状がないかを注意深く観察することが大切です。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 2

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  3. 3

    嶋基宏は一時期ノイローゼ状態になっていた...心ここにあらずで、魂が抜けた状態に

  4. 4

    伊藤健太郎とキンプリ永瀬廉で明暗クッキリ…「熱愛報道」出口夏希の足を引っ張りかねない“イメージ格差”

  5. 5

    なぜ「愛子天皇」ではダメなのか? 美智子さまが心情を吐露する出版物を準備中…と政界で話題

  1. 6

    嵐が去る前に思い出す…あの頃の「松本潤」と「大野智」

  2. 7

    視聴率の取れない枠にハマった和久田麻由子アナの不運 与えられているのは「誰でもできる役割」のみ

  3. 8

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  4. 9

    居酒屋倒産が過去最多ペース 客離れの背景にある「飲み放題5000円」の壁

  5. 10

    巨人“育成の星”のアクシデントに阿部監督は顔面硬直、原辰徳氏は絶句…桑田真澄氏の懸念が現実に