著者のコラム一覧
南渕明宏昭和医科大教授

心臓血管外科専門医、医学博士。

「戦慄の東大病院」が伝える医療の現場…病院って原発みたい

公開日: 更新日:

 それでも「院外の3人の専門家に手術の内容を検証してもらったが、何らミスはないとの見解だった」とのこと。

「では、どうやって手術の内容を検証してもらったの?」「うーん、やっぱりビデオかなぁ……」「なんだよ! ちゃんとビデオ持ってるじゃん!」

 結局、ビデオは存在し、ミスは歴然。それでも病院が言い訳に終始したこともあり、2024年5月に執刀医のH医師に対する刑事告訴が受理されてしまいました。

「まあ、トーダイを出たエライ先生たちが一生懸命やってくれた結果なんだから、しょうがないんじゃない」

 日本社会はエライ人には寛容です。政治家のインチキ、脱税、政治資金でのSMクラブやキャバクラ通い、さらに天皇陛下に土下座させようとしている隣国の宗教団体からの応援で当選……などなど、結局すべてうやむや、全部スルーされてきました。

 静岡県の浜岡原発でも、再稼働の審査でデータを捏造したことが発覚しました。稼働停止を請求する住民裁判でも裁判所に捏造データを提出していたということです。しかし、どうせ「サイハツ防止に努めまーす!」で一件落着。法廷侮辱罪、有印私文書偽造、審査委員会に対する偽計業務妨害罪などで立件されることは絶対にないのでしょう。バレないだけで、どこの原発も同じようなものかもしれません。「隠す、ごまかす、垂れ流す」が「原発3原則」ですから。

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