4月から「9価」一本化。何が変わる?「HPVワクチン」の副反応とよくある疑問…親も知っておきたい

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 気になるのは副反応だ。日本では13年、HPVワクチン接種後に「全身の痛み」「歩行困難」「記憶障害」などを訴える例が相次いだ。

「HPVワクチンが『危ない』と指摘されてきたことは、全て研究で否定されています」

 大規模疫学調査「名古屋スタディ」では、ワクチン接種者と未接種者で症状の出現率に有意差なし、との結果が出ている。国際的な中立医療研究機関「コクラン」のレビューでは、「局所症状(注射部位の痛み・腫れ)や軽度の全身症状はあるが、深刻な症状や死亡との因果関係は確認されず」とし、「HPVワクチンが子宮頚がんおよびその前がん病変の予防に非常に有効」という強力なエビデンスが確認された。

 また、長崎大学病院臨床研究センター、聖マリアンナ医科大学ほかの共同研究「VENUSスタディ」は、HPVワクチン接種後に報告されたものと同じ種類の症状が、ワクチンを接種していない10代にも一定の割合で存在することを客観的データで示している。

「SNSなどで『不妊になる』といった投稿も見かけますが、HPVワクチン接種が不妊・流産・先天性異常のリスクを高めるエビデンスはありません。誤情報に惑わされず、子宮頚がんを約90%予防できるという意味をしっかりと考えてほしい」

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